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強還元電気炉 SYシリーズ   実用新案

電気窯には熱源となるヒーター(電熱線)が取付けられています。取付方法としては炉壁に波形ヒーターを固定する、もしくはレンガの溝にコイル状にして配置する、のどちらかです。

いずれにせよ、一般的にヒーターは露出しています。

還元焼成においてバーナーの空気調整を絞り過ぎた場合など、操作を誤ると濃度の高い炭素が発生し、露出したヒーターを溶断させる問題がありました。(炭素がヒーターのアルミナ皮膜を侵食する為)

この電気炉はアルミナ製のパイプにヒーターを封入する事によって炭素付着を防ぎ、ヒーターの断線を心配する事なく還元がかけられます。バーナー操作に神経を使う事はありません。

アルミナパイプは絶縁性も高い為、万が一の感電も防げます。また、ヒーターに有害となる燃焼ガスにも有効ですので、加熱炉としてもお使い頂けます。

  • 酸化、還元用

  • 炉壁厚:151mm

  • 最高使用温度​:1300℃

​仕様表

​炉壁はアルミナファイバーボード、耐火断熱レンガ、シリカボードの3層構造

加熱2面でも昇温に問題ありません

ヒーターを炉壁に直接固定しない為、壁面が傷みません

焼成を重ねる事によってヒーターは劣化します。これは還元焼成に関係なく起こります

パイプによる熱損失がある為、通常のウェーブ式より劣化が早い傾向にあります

​コイルヒーターはウェーブ式と比べて安価な為、交換費用は抑えられます

ご使用には焼成装置(温度制御盤)が必要です

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