ヒーター(電熱線)修理
陶芸電気窯に使われるヒーターの寿命は年数に関係なく、本焼きの回数、温度、保持時間に左右されます。劣化すると焼成中に断線しますが、他の原因として、接触による破損、金属系釉薬の付着があります。濃度が適正な限り、還元焼成の影響はほとんどありませんが、炭素を出し過ぎればやはり断線します。
いずれの場合も補修で対処可能です。全体の傷み具合によっては交換をお奨めする事もありますが、補修により費用を抑える事ができます。
コイルヒーターを使うSYシリーズは断線補修ができません。
ヒーターの断線補修
衝撃が加わった事による断線
衝撃が加わった事による断線
捻り合わせた後、溶接
捻り合わせた後、溶接
補修後
補修後
ヒーター貫通部の断線補修
ヒーター貫通部の断線
直線のヒーター端材を使って
他社の窯でも修理可能な場合があります
床に流れて固まった釉薬の除去
釉薬やガラスが流れて固着
加熱しながら砕いて除去
除去後。断線箇所は溶接
ヒーター張替え(交換)
焼成を重ね劣化したヒーター
ヒーターの取外し
アルミナ塗布
張替え後