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湘南


藤沢市鵠沼。江ノ島から程近い、海岸沿いからちょっと入った場所。

もとは個人お客様の工房でしたが、現在はレストランの付帯設備となっています。


この温度調整器は今で言うサイリスタ半自動焼成装置の前身で1989年製。

ヒーターの出力を調節するだけで焼成温度の設定は出来ません。


別の温度指示計を見ながら手動で操作する必要がありますが、

この調整器の本来の目的は単相電源で三相の大型の窯を使う事です。

こちらでは扉式25kWと上蓋式10kWの窯に繋がっています。


今回、この工房を利用している作家さまのご要望により、費用を抑えてプログラム式にします。




レストランの駐車場に車を停められるのは開店前の11:30まで。

なので9:00前に到着して急いで開始。しかし近隣へ迷惑になるので前面のカットは9:00過ぎてから。




サイリスタと使わない配線の取外し。

還元の煤が入り込んでいるので、触れる度に手が真っ黒。




ソリッドステートリレーを取り付けて配線。

本来、出力信号DC24Vの配線は青色であると知ってはいるのですが一緒の黄色で。


そして試運転、電流計測して気付きました!取付けたソリッドステートの容量が選定ミスだと!!




急いで部品を手配してちょうど1週間後。また9:00にやって来ました。

なんか更に配線が汚くなってごめんなさい。けどちゃんと機能します。




取り外すと寂しくなるので電流計とツマミは飾りとして残しました。




予想以上に時間がかかって(2週に渡って)ようやく終わった。

これから鎌倉、逗子、葉山を通って横須賀へ向かいます。




ぶつけて破損したヒーターの溶接を終えて帰路へ。

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